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気づかずに操られている?コンビニが集客に使う面白い心理的経営方法と真実

自分たちの生活を便利にしてくれる物の一つにコンビニが上げられると思います。

ふと、飲み物が欲しいと感じた時。ふと、小腹が空いた時。

はたまた、何かの入金をしたい時。

 

こんな時に、すぐ家の近くにあるコンビニは本当に便利ですよね。

今回は、そんなコンビニがどうやって客を集めているのかをテーマにした記事です。

 

 

心理的作戦

 

コンビニは人間の心理をうまくついた経営方法を実施しています。

あなたは気づかないうちに、コンビニに操られているのです。

 

コンビニを思い浮かべてみてください。

 こんな共通点がありませんか?

  • とびらが左にある
  • 眩しいほど明るい
  • 雑誌が店の窓に密接して置かれている
  • コーヒーメーカーが水道の近くにある
  • ビールとおつまみはすぐ隣にはない

 

どうですか?いくつか当てはまる物があったと思います。

一つずつどんな意味があるのか説明していきます。

 

 

左にとびら

 

コンビニの多くは出入り口をお店の左側に設置しています。

よほど狭いところなどの事情がある場合を除き、ほとんどのコンビニがそうです。

これには人間の本能が関係しています。

 

人間は行き先が決まっていないけれど曲がり角に直面した時、必ず左に曲がると言われています。

その結果、人間はコンビニに入った時に左に曲がろうとするのです。

この時コンビニの右に扉がついていたらどうなるでしょう。

スムーズに進むことができるので、すぐにコンビニを回りきってレジへと向かってしまいますよね。

これを防ぐためにコンビニは扉を左に設置します。

本能的に左に曲がりたがる人間は、この時に違和感を感じます。

そこで渋々右に行き、慣れていないので歩く速度がゆっくりになるのです。

そうして客に長い時間店内に留まってもらうのです。

 

 

眩しいほど明るい

 

コンビニは入ったら眩しすぎるくらい明るいですよね。

ピカリと光る照明。その光を反射する白い床。

これには店内を綺麗に見せて清潔感を感じさせる以外にもう一つ理由があります。

 

面白いことに人間のDNA は蛾のDNAとほぼ一致するのです。

蛾は夜になると明るい街頭に寄って行きますよね。

この蛾とほぼ同じDNAを持った人間も、なんと明るいところに寄りたがる習性があると言われています。

このDNAを元にコンビニの店内をできるだけ明るくし、本能的に人間を呼びつけているのです。

 

 

雑誌が店の窓に密接して置かれている

 

どのコンビニも雑誌などの書籍類は窓側に置いてあります。これにも理由があります。

例えば、人が2〜3人入っているコンビニと、人が1人も入っていないコンビニがあるとします。

あなたならどちらのコンビニの方が入りやすいでしょうか。

きっと多くの人は、2〜3人コンビニにいる方が入りやすいのではないでしょうか。

この心理的影響を生みだすために、コンビニは雑誌などを窓際に配置しているのです。

 

もう1つ面白いコンビニと雑誌の関係があります。

実はあの雑誌などの書籍類はコンビニの物ではないのです。

あれは全て出版社の物で、売れなかったとしてもコンビニは出版社に送り返すのです。

 

コンビニは雑誌などの書籍類を窓際に配置することで、客を心理的に集客することができ、出版社から場所代も受け取ることができる。

たとえ立ち読みによって雑誌などがボロボロになってもコンビニに不利益はない。

このように、コンビニとコンビニに置いてある雑誌などの書籍類には密接な関係があったのです。

 

 

コーヒーメーカーが水道の近くにある

 

どのコンビニにもあるコーヒーメーカー。

そんなコーヒーメーカーはいつも決まってある物の近くにあります。そう、水道です。

建物には法律で水道の設置が義務付けられています。

 

でも水道にはある欠点があります。それは下水の匂いです。

コンビニはこの下水の匂いをどうにかしなければなりません。

 

そこで思いついたのが、近くにコーヒーメーカーを設置するということです。

コーヒーの強い香りで水道の下水の匂いを消す。

これが、コンビニの水道の近くにコーヒーメーカーが置いてある理由です。

 

 

ビールとおつまみの話

 

ビールを買うときにもう1つ買おうかどうか考えるものといえばおつまみですよね。

でもビールはすごくカロリーが高いから、さらにカロリーがあるおつまみの購入を躊躇させしまいます。

コンビニはこんなこと分かっています。ここでもまた、あなたはコンビニに操られているのです。

 

人間には3歩歩いたら物事を忘れてしまうという習性があります。

コンビニはこの習性を利用します。

 

この習性に気づく前は、おつまみはビールのすぐ隣に置いてありました。

このとき、おつまみの売り上げはいまいち良くありませんでした。

 

しかし、コンビニがこの習性に気づいた後から、おつまみはビールの正面にある棚に置かれるようになったのです。

あなたがビールをカゴに入れて、レジへ向かおうと反対の方向を向いて3歩歩いて振り返ったそのとき。

あなたの目の前におつまみが現れるのです。

 

そこであなたはこう思う。あ、おつまみ買っておこう。

 

 

まとめ

 

以上がコンビニが集客に使っている面白い心理的経営方法です。

私はこの事実を知ったときに衝撃を受けました。

コンビニって以外にすごい経営をしているんですね。

もっとコンビニの経営方法について知りたいです。

 

 

番外編

 

コンビニのポイントカードは、何歳のお客さんが何時にどんな買い物をするのかという情報を収集するためにあります。

あなたがレジでポイントカードを差し出すとき、あなたは自分の個人情報をコンビニに差し出しているのです。